検査入院なのに容体が悪化!ICUに入る
昨日は朝から検査でした。カテーテルを使った検査で血管が硬かったため時間がかかり、3時間にも及ぶ長丁場だったことは昨日お伝えした通りです。
検査が終わった叔母はその後すぐに透析を行うために透析室へと移動しました。その時待っていようかなと思ったけれど、叔母が帰って仕事してきてと言ってくれたので、また来るからね!と言い残して一旦家に戻りました。
家に戻って遅い昼食を食べて仕事をし始めると電話がきました。何だろうと思って出てみると、なんと叔母の容体が悪化して一時危険な状態になったため、ICUに移動しましたとの事でした。
急いで病院に逆戻りしました。
今年の初めに恩人を亡くした私は縁起でもない事を考えながら病院に向かい、先生の説明を受けました。
やはり血管が硬かったため止血が十分ではなく、透析を始めてすぐに異変に気付いたのだそうです。
カテーテルは足の付け根から挿入します。注射よりも太いですから止血は慎重に行いますが、血管が硬い場合は止血が上手くいかず、内出血したり吹き出したりする事もあるようです。
叔母の場合は内出血してしまい、右足が真っ青な状態になったそうで、その上出血量が多かったため急激に血圧が下がり大騒ぎになったようでした。
ただ、先生は予想していて待機していたので意識はハッキリしているとの事で、とてもありがたかったです。
集中治療室のある建物に行くと、控え室に連れていかれて待機していました。しばらくすると先生がやってきて面会できますよ!と言っていただき、ついていきました。
治療室の前では先生や看護師の方達が5名くらい待機していました。そんなに物々しいとは思ってなかったので不安になりましたが、叔母のそばに行くと真っ青な顔をした叔母が横たわっていました。
声をかけると目を開けて、ごめんごめん、来てくれたの?ごめんねぇ、何をやってもダメよ……と言って、私に仕事の邪魔してごめんね、と泣きながら言うので、私も号泣してしまいました。
私は血が繋がっていないけど叔母が大好きです。ずっと楽しく話をしていて、自分もあと20年もしたら同じ施設に入りたいと思うくらい好きです。
だから毎回驚かされるのが怖かったのですが、叔母の声が聞けたので気が緩んでしまいました。
笑わせようとするつもりはなかったけれど、これで前科5犯よ!と言うと、叔母も少し笑ってくれました。
少しだけ話をしたのでゆっくり休んでねと言って私は戻りました。面会は私一人にしてくださいとの事でした。叔母の血縁者は会えません。
心配はするだろうけれど、多分会いには来ないでしょう。まぁ元気になったらいつでも会えるから良いんだろうけど。
今日は様子を見ながら透析を行いますと言っていたので行きませんでしたが、明日は行こうかなと思っています。
だから明日の分まで仕事をしましたが、昨日は心配で2時間しか眠っていないので、そろそろ眠らないと……。
でも気になって眠れないと言う……。愚痴るわりにやっぱり叔母が大好きなんだなと改めて気づいた私なのだった!
家に戻ると母が、叔母さんどうだった?と聞いてきたので、命に別状は無かったよと詳細を伝えると、嫌だねぇ、病気ったかりは……オラなら死んだほうがマシだ!なんて言うので、病気した事が無い人ってそんなもんだねと言ってしまった。
言うに事欠いてなんて言う事を言うんだろう……。人を労る心が無い人って本当に可哀想。そして母は迷惑かけないようにいつまでも元気でいなくちゃ!と見当違いな事を言っていた。
私としてはいつまでも生きていられたら迷惑なんだけどな……。いっその事病気にでもなってくれて生涯を閉じるまで入院してくれた方がありがたいんだけど……なんて思ってしまった。
これはもう母が先か娘たちが先かという仁義なき戦いですな……。私たち姉妹が自由を手に入れるためには先立つしか無いのだなと改めて絶望した日でした。