自閉ちゃんの娘と私の家族日記

自閉症スペクトラム障害の娘の子育てと子育てのための在宅ワークもろもろを綴った日記です

命って儚いと感じた今日

久し振りの更新です。

 

今年の夏、8月に離婚をして引っ越しをして、いまようやく落ち着いてきたので、改めてブログを再開しました。

 

シングルマザーとして生きるのは大変だけど、何とか自分を奮い立たせて生きています。

 

引っ越した先には年齢こそ私より若いけれど、何でも話せる友人もいて、大変ながらも幸せを感じる毎日です。

 

別れた旦那の叔母とは切っても切れない関係のようで、お互い電話をしたり病院に付き添ったりしています。

 

叔母も私の方が安心してくれるらしく、それならと私も腹をくくって最後まで叔母のお世話をする事にしたのです。

 

先週も叔母の新しい治療の件で病院に行きました。

 

検査の結果は今日聞きに行くつもりでしたが、一昨日共通の友人である方からお電話がありました。

 

叔母とは何十年来の友人で、私とは元旦那の父の会社の事務員さんとして知り合いました。

 

高知県に来て何もわからない私に色々な事を教えていただいた恩人です。その方は一昨年体調不良のため検査をしたところ、胃がんのステージ4と診断され、奇跡的に手術で切除ができ、その後は抗がん剤治療をしていました。

 

ですが、昨年転移が見つかったため、抗がん剤治療を改めて行なっていたのです。

 

心配させまいとする方で、これまで入院先を誰にも伝えていなかったようですが、一昨日の電話で入院してる事を教えてくれました。

 

彼女は私が離婚したので叔母との接点が切れたと思ったようでしたが、先週も会ったけど?と言うと、そんなんだ!と言ったので、病院どこ?明後日おばの病院だから帰りに寄るよ!と伝えると、病院名を教えてくれました。

 

特に叔母に会いたかったのかもしれません。

 

でもたまたま病院が来週になったため、時間を繰り上げて見舞いに行くと、前から細かったけどさらに細くなったその方を見て、終末医療が浮かびました。

 

その場では泣かないと決めていたので楽しくお話をしました。私が彼女の娘さんと話していると、突然私に感謝の言葉をくれてビックリ。

 

離婚したのに叔母を世話している事、今日連れてきてくれた事に、ありがとう、あなたがいなかったら私はもう会えなかった!と言ってくれました。

 

さすがに涙が出ましたが、ぐっと我慢しました。

 

思えば彼女はずっと頑張った人でした。彼女もまたシングルマザーで、5人のお子さんを一人で育てた方でした。そろそろ人生を楽しむ番だと思っていた矢先のガン。

 

今日目の前で命が消えそうなくらい痩せてしまった彼女を見て、人生は不公平だなと感じましたね……。

 

うちの母は82歳。病気も怪我もしたことありません。医者に行ってもあと20年は生きられると言われるくらいです。毎日食べたいものを食べたいだけ食べて、テレビを見て大騒ぎしています。

 

子供の事もろくに面倒もみなかった母。そんな人が長生きして頑張った人が病気になるのは不公平だと思うのです。  

 

治って欲しいと思っても無理だから、せめて最後まで楽しくいて欲しいです。人の命って儚いなと本当に実感した1日でした。