自閉ちゃんの娘と私の家族日記

自閉症スペクトラム障害の娘の子育てと子育てのための在宅ワークもろもろを綴った日記です

毎朝顔を合わせる女性の話

 

おはようございます!

 

娘ちゃんは毎朝、月曜日から金曜日まで小学校(養護学校)に通っているので、朝はバス停に娘ちゃんを送って見送りしてから家に戻ります。

 

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毎日バスに乗る娘ちゃんにちぎれんばかりに手を振って見送りしますが、娘ちゃんも最初は知らんふりしていましたけれど、最近はバスの上からにっこりと笑って私を見ます。

 

気が向くと手を振ってくれたりするので、母は毎日ワクワクしながら見送りをしているのです。

 

 

 

バスを見送って車のところに戻ろうとすると毎日会う女性がいるのですが、この女性が私の娘ちゃんを見ると話しかけてくれます。

 

ある日その女性は「私にも子供がいてね~、障害を抱えていたのよ」としみじみとおっしゃいました。

 

話を聞くと、その方のお子さんは知的障害を抱えて生まれ、成人してからは施設で皆で暮らしていたのだそうです。

 

ある日皆で買い物に出かけてとても元気だったのですが、夜になって心拍数が少なくなり血圧も低くなっていき、突然亡くなってしまったのだそうです。

 

その時、おしゃべりをする事ができなかったお子さんが「お母さんありがとう」と一言言って亡くなったのだそうです。

 

その時女性は思ったそうです。

 

毎日大変で、どうして自分だけがこんなに苦労しなくてはならないのか? 自分が死んだらこの子はどうなるのか? そう悩んだけれど、最後に「お母さんありがとう」と言って息を引き取った時、全てが報われたような気がした。

 

と思ったそうです。

 

だから私にも苦労をしていてもいつか必ず報われる時が来るから頑張ってね! そうおっしゃいました。

 

実は私もずっと、私が死んでしまったらこの子はどうなるのだろう? 私にとってはかけがえのない宝物だと感じても、他人はそういう風には思ってくれない! どうすればいいのか?

 

そう悩んでいながら毎日を生きているので、その方のお話はとても感動しました。それと同時に子供を看取るまでは死ねないと感じたわけですね。

 

障害を抱えているお子さんを持っていると、とかく悲観的に考えてしまう事だってありますけれど、その女性が言うようにきっと報われる時が来るから、頑張って子供との時間を楽しみましょう!

 

朝から湿っぽい話をして申し訳ありません。今日も頑張りましょう!